RYOKO's world according to her CATS

生まれ変わったら私の飼い猫になりたい!

靴、とはにゃんだ

こんにちは、ボク、マロンです。
最近すっかりご無沙汰してしまい、万が一、寂しい想いをしていらっしゃるお方がいらしたら、
本当に申し訳ないですニャ。まあ、ボクの事ですから、しばらく忘れて下さっている方が多い事でございましょうニャ。それくらいがちょうどいい関係、ってものなのでござりましょう。
ボクも一応ネコなので、気まぐれなのであります。

それに、飼い主の面倒をみるのもなかなか大変でありましてニャ。


...という愚痴はネコには御法度。これは失敬。

ずっと昔から気になっていた事を今日は書いてみようと思うのであります。

それは、人間にとって「靴」なるものの存在であります。
せっかく足の裏があって、土踏まずなるものももっているのに、外出するたびに
なぜかそのまま素足で歩かず、
「靴」というへんちくりんな三角カバーのようなもので覆ってから、
ボクに「行ってくるね、マロ〜」と言う飼い主。
それは、飼い主のツレさんも同じくでありますニャ。
どうやら、その、風呂敷よりちょっと固い防護布、あるは革で覆ってから、
玄関を出て行くのであります。

そして、帰ってくるなり、それを脱ぎ、
「あ〜、今日も足が痛かったっ。ぷは〜〜」
などと、ぬかす飼い主。

うにゃ〜る。

ボク、マロンには、意味が分からないのであります。
ボクの足の裏には、「肉球」というものがついていて、
それはそれは柔らかいのですが、それでも外にはそのまま出ます。
(外に出るときは、大概、好奇心で間違えてドアを出てしまって帰れなくなるので最近は自粛気味)

コンクリートにしても、土や草の上にしても、それはそれは気持ちがよいものであります。

しかし、特に飼い主。
なぜか、その「今日は靴が痛くて気が遠くなるかと思った」なんていうこともあるくせに、
毎日毎日、靴を履くのであります。
しかも、なぜか、靴が大好きで仕方ないようなのでございます。

飼い主のツレさんもあきれる始末。

しかし、飼い主がぼんやりしているときにテレビなぞを眺めていると、
どうやら女性というものは、飼い主に限らず靴が大好きでたまらないご様子。

うにゃ〜る。

タチの悪い事に、飼い主さんは、試行錯誤の結果、デザインも履き心地もよいある
いくつかのブランドの靴を見つけてしまった模様。
そうとなると、なんと今日日、ネット通販でも買えてしまうのであります。
新作もあるし、そして旧作はセールなってるし〜!、と、
「とっても便利で楽しいわ」とは飼い主の弁。

最近はインターネットで、これまで試着があたりまえだった「靴」を通販するサービスが
増えてきている事はネコのボクにも周知の事実。

飼い主は、お気に入り、つまり、絶対に自分をうらぎらないブランド、と、
そのブランド毎の、自分のサイズを把握してしまっているが故に、
最近出てきた、「靴」のネットでの購買に、まったく抵抗がないようなのです。
むしろ、「どんなのがくるか、ワクワクドキドキできてアドレナリンがでそう」とまで言う始末で...

これも飼い主の「個性」(<--妖しげな言葉ですニャ)の一環だと思うのが好いのか、
それとも、たしなめるために、靴をカリカリひっかいて、
これ以上、靴で贅沢気分を味わう事を諦めさせるか、
飼われネコとしても悩みがあるのでございます。

なにか、対処法、ご意見があるかたがいらっしゃったら、
ぜひとも伺いたく存じ上げ候。
なにしろ、飼い主は、この件に関しては、なかなか耳を傾けようとしない、
否、傾けても、すぐに忘れてしまうようなのであります。