撫でられながら、こう考えた。
こんにちは、マロンです。
今日はとても暑いです。
暑すぎて、飼い主は家から一歩も出ようとしません。
ボクは暑くても家を出たいのです。
しかし、飼い主はちっとも家を出してくれません。
ボクが家出するのは、ボクの勝手であるはずです。
しかし、飼い主はちっとも家を出してくれません。
にゃんにゃんだ!
と鳴いたら、撫で撫で作戦でボクをなだめようとしてきます。
にゃんにゃんだ!
と鳴いて、するりと身をかわそうとしても、撫で撫で攻撃をやめようとはしません。
・・・
仕方ないので、
撫で撫でされながら、こう考えました。
智に働かないので角が立ちません。
情に棹ささないので流されません。
意地を通さないので窮屈という言葉の意味すら分からない。
兎角にネコの世は住みやすいです。
住みやすさが高じると、ここ以外の何処かに出て行きたくなります。
しかし、どこへ行ってもボクは飼い主に連れ戻されてしまいます。
あ、これもうお察しの通り、ネコ文豪先生の物まねではありません。
あ、これ・・・いいですよね、 googleブックスの草枕 (笑)
ボクは、ボクは・・・
名前のないネコとは、違いますニャ。