RYOKO's world according to her CATS

生まれ変わったら私の飼い猫になりたい!

4月から ネコの悪性リンパ腫(ガン)と闘っていますニャ(現状ご報告)

こんにちは、ボク、マロンです。

前回のブログはお正月空けでございました。
冬があけ、春が訪れ、夏も過ぎ去り涼しくなって、どうやら秋がきたようですニャ。
「気まぐれといえばネコ」という事実は否定致しませんが、
あまりにブログ更新がなされていないことで、
ネコ嫌いはますますネコ嫌いになるのはまだしも、ネコ好きがますますネコ好きになってしまうかもしれない。
そんな自体は滅法ご免。
ボクがすっかりご無沙汰してしまっていたのには、実の理由がございます。
このブログのタイトルからお察し頂いているかもしれませんが、一大決心ながら書かせて頂きますのでありますですニャ。

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ボクは生まれてこのかた、毎日幸せに暮らしていました。なぜなら、ボクはネコだからです。
しかしながら、
今年2013年4月の後半の ある日、ボクは大好物のカリカリを食べたくなくなりました。

お水もいらない。
そのうち、カリカリをかじる力がなくなった。
生まれて初めて、"しょんぼり”"ぐったり"とはどういうことかを知りました。

飼い主の涼子さんが中欧という遠いところに10日間程お出かけしていた時でした。
そして、涼子さんはボクのもとに帰ってきたのですが、
彼女はいつものようにボクの背中を撫でて、そして、ふと、手を止めました。
ボクは、涼子さんがいない間に、体重が半分になってしまっていたのです。
翌日、ボクは、動物病院に連れていかれました。
入院をして、たくさんの検査をした結果、どうやらボクのおなかの中には
悪性リンパ腫」という悪いヤツラがいるらしいことが分ったのです。
ボクは、今、発症以来、獣医さんと涼子さんと一緒に、その悪い「リンパ腫」(ガン)たちと闘っていています。

ボクの病名が明らかになったとき、
涼子さんはすーっと涙が出そうなのをこらえながら、獣医さんと長時間相談をして、悩んだ結果
抗がん剤」というお薬で、ボクの胃にいるという「リンパ腫」をこらしめることにしました。
副作用を分散させるために、点滴や飲み薬、「4種類の抗がん剤で1クールやってみましょう」
ということになり、帰宅後、
涼子さんは、すっかり弱っているボクに「一緒に闘おう」と何度も何度も、ボクの目を見て言いました。
それからしばらくよくなったり、と思ったら、何も食べられなくなって、また"しょんぼり”したりしていますが、
人間界でよく言われるように「ネコは頑張ることを知らない」というのは真っ赤な嘘なのでございます。
いくつかの副作用にパンチをくらったりもしていますが、でもボクは、
9月に入って、残暑を楽しめるまでになりました。

涼子さんには毎週、獣医さんに連れて行ってもらっています。
獣医さんに何度か、涼子さんが「今回はもしかしたら数日かもしれない、覚悟して下さい」と
言われているのをネコセンサーでキャッチしています。
また、今までも何度か獣医さんで怖い目にあって大騒ぎしたボクですが、
今回は"しょんぼり”"ぐったり”とで元気がないため、注射も点滴も、やられるままにすっかりおとなしくしており、
その姿に、涼子さんやツレさんには、「暴れないで楽なのは悲しい」と言われてしまいました。
一進一退ではあるけれど、でも涼子さんやツレさんや、ボクの大好きな二人お友だちに悲しい思いをさせないためにも、
ボクは涼子さんとツレさんに助けてもらって、頑張りました。獣医さんが驚く程、今は元気です。
体重も、以前「おデブマロン」と呼ばれていた頃の3/4くらいに戻ってきました。

人間だけがなる病気だと思っていた、ガン。
しかし、ボク以外のネコ族にもイヌ族にも、かかりやすい病気なのだそうです。

ボクは負けない。

涼子さんも、「マロン、負けないぞ。一緒に闘おう」

そう言って、今はボクの体調の急変を懸念して、お仕事もお家で、ほぼずっと見張ってくれています。

ボクは負けない。

動物の病気に関しては、ネコ族以外にも、いい病院や、治療費など、まだまだ不透明なことが多いようです。
涼子さんは、ボクの体調がますますよくなって、寛解することを今の一番の目標に置いています。

ボクがちゃんとブログを書き続けられるまでにもっと元気になり、
それを見て、涼子さんの気持ちも安定したら、
ボクは、リンパ腫(ガン)で苦しんでいる他のネコ族や、それを心配する飼い主さんたちのために、
自分なりの体験闘病記を書こうと思っています。

ご心配をおかけしている方々、ボクは、今、元気になってきました。
どうか心配しないで下さい。
そして、また一緒にニャンヤン遊んで下さいニャ。

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実は1クールで寛解間近だったのですが、急に何も食べられなくなり、
急遽、新しい抗がん剤に切り替えて、目下現在も治療中です。

涼子さんは、偶然にも理解のある方々に恵まれて、ボクの急激な体調悪化を24時間態勢で監視すべく
お家で仕事をしてくれています。
抗がん剤の副作用で、吐くことも多く、胃の粘膜が弱って、血を吐いてしまったり、
そして、眉毛が抜けたり、毛が抜けたりと、
新たなハプニングがいつ起きて、いつ獣医さんに連れて行ってもらうか
予測不能、
また、食欲がなくなると、一日中、流動食をスポイトで注入するのも涼子さんのお仕事です。


「マロンが苦しくないのが、楽なのが一番大切。
それを考えながら、病気でも、ガンでも、一緒に楽しく闘おう」

そんな涙目涼子さんと、今日も明日も明後日も、
ボクは頑張りたいと思う所存なのでございます。

ネコだって、やる時はやるんだい!
頑張らなきゃの時は頑張るんだい!

というわけで、さて、ボクが出来る一番の「お仕事」、エサを食べて、免疫力を付けて、
そして、造血できるよう、カリカリ(+最近のお気に入りのとろみ入マグロカンヅメ)を食べようと思うのであります。